やっかいな「昭和のおじさん」

すべてに感謝して
志村けんさん「変なおじさん」が流行った時代がありましたが
近年では、若い人達の間で密かに言われている「昭和のおじさん」
 
このおじさん、厄介なおじさんなのだそうです。
どのように厄介なのでしょう。
気になって調べてみました。
 
そもそも、「昭和のおじさん」とは・・・
「昭和に生まれ、バリバリ働いていた40代以上の人」
そして二つ目は・・・
「昭和のモデル的な社会の仕組みを正しいと思っている人」
 
たとえば・・・
正社員として1つの会社で長く働き続けるべき。
家事は女性の仕事、男は家庭より仕事であるべき。
夫婦と子供2人という家族スタイルが理想的。
父親を尊敬すべき一番偉い人である。
 
日本は過去50~60年もの間、
トップの号令の下で、
皆が同じ時間と場所で顔を合わせ、
決められた業務や作業を真面目にこなし、
それで成果が出せた時代でした
 
この様な昭和の価値観をいまだに引きずっている
まさに厄介な「昭和のおじさん」
 
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さらに「昭和のおじさん」行動を探ってみると・・・

昭和のおじさんの「行動」の特徴
・すぐ怒る
・部下の話を聞かない
・図々しい
・年功序列が正義
・否定から入る

昭和のおじさんの「考え方・価値観」の特徴
・プライドが高い
・時代のせいにする
・部下に押し付ける
・男尊女卑
・朝早く来て遅く帰るべき

昭和脳はおかしいと言われる理由

・パワハラを正当化する
・自分のやり方を押し付ける
・自分が正しいと思ってる
・新しいことを受け入れられない
・時代に合ってない・古臭い

なるほどね~~
他人ごとではありません。
近年では女性も社会で活躍していますから
おじさんだけじゃなく「昭和のおばさん」もしかりです。
コロナ禍によって仕事のスタイルはいつの間にか変わっています。
 
テレワークやデジタルマーケティングを取り入れ
時代に併せて成長する企業もあれば、
相変わらず、旧態依然のやり方を手放せない企業もあるそうです。
 
この旧態依然のやり方から抜け出せないでいるのは
どうやら「昭和のおじさん」
 
20代、30代の若い社員が新しい提案すると・・・
「そんな面倒くさいことはしなでくれ」
「今まで俺たちはこの方法で成果も出してきたんだ」
「頼むから余計なことはしないでくれ」
 
昭和脳は・・・
「仕事は辛くて当たり前」
「会社の為に身を粉にして働く、自己犠牲は当然」
「愛情があればパワハラも許される」
「目上には敬い、下には何をやっても許される」
「朝早く出勤、残業は当たり前」
「時差出勤、男性の育休は理解できない」
 
職場にこんなムードがあると・・・
未来志向で成長したい人は危機感とストレスを抱えます。
社内のモチベーションは下がりっぱなし
若い人材は育たない。
若くて優秀な人材を損失します。
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ところで・・・
それを裏付ける驚きのデーターがあるんです。
 
世界最大のオフィス家具メーカー、スチールケース社は、
世界20カ国1万4903人を対象に、
従業員のエンゲージメント(仕事に対する意識・愛着・誇り・貢献度)
職場環境の関係を調査したそうです。
その調査結果によると・・・
 
なんと!!
日本のンゲージメント職場環境の満足度最低
職場の人間関係は日本が最下位!
 
(図表2*お借りしました)
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<エンゲージメントと職場環境満足度の対象国比較分布図>
 
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これは大変です!!
本当でしょうか? 信じられません!
 
これを改善する方法ってあるんでしょうか・・・
 
組織変革の専門家である沢渡あまねさん
次のように言っています。

「職場のギスギスを未来志向で解消していくためには、
若い世代に照準を合わせて組織をアップデートしていく。
それしか方法はありません!」
                                                   人は年を重ねると保守的になります。
男性だけでなく女性もその傾向があります。                                                                 世代間の価値観のズレ(ジェネレーションギャップ)
年々大きくなっていると言えるでしょう。
                                                    これからの組織やマーケットを作っていくのは
間違いなく若い世代です。
                                                        <Ⅹ世代、Y世代、Z世代>
ベビーブーム世代 = 1945 – 64 年ごろの生まれ
X 世代 = 1965 ~ 80 年ごろの生まれ
Y 世代 = 1980 ~ 95 年ごろの生まれ
Z 世代= 1995~2010 年生まれ
                                                        仕事のやり方やコミュニケーションの仕方は
Z世代に寄せていくのが健全です。
                                                        Z世代は、デジタルネイティブ世代。
デジタルツールを使い情報の受発信を行い、                                  素早くコラボレーションするスキルやマインドに長たけている。

「なぜそうなのか?」うマインドを持っている。                                                      組織や仕事が社会にどう貢献しているかを考える傾向もある。
                                                        そのような<span
style=”color: rgb(0, 0, 255);”>オープンなマインドとスキルを兼ね備えた
Z世代に、
ものの見方、考え方、働き方を合わせていったほうが
間違いなく組織は前向きに発展します。

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<Z世代:20代から10代>
 
なるほど~~
Z世代は日本の希望、宝ですね~~!!
 
40代に入ったら・・・
自分は保守的な年齢だと自覚する必要があるそうです。
 
気持ちは若く見た目が若くても、
加齢にはそう簡単に抗えません。
 
自分が培ってきた価値観とは違う“新しいモノ”について行けず、
理解できない物事を見下しがちだそうです。
 
社会の風潮や流行は時代とともに変わるもの。
 
人間は変化に適応していく必要があります。
ベビーブーム世代からX世代のさらに厄介な60代70代のシニア
「昭和のおじいさん・昭和のおばあさん」となります。
我を主張せず「老いては子に従え・孫に従え」が良さそうです。
 
【余計なお世話の補足】
もし現在「昭和のおじさん」で苦しんでいる方への提案
「昭和のおじさん」への対処法😓
・真剣に聞いている素振りで適当にあしらう
・第三者に相談する(弁護士など)
反面教師にする(自分はあんな風にはならない、と強く思う)
・放っておく・スルーする・とりあえず従っておく
参考抜粋:
・出典=STEELCASE グローバルレポート 世界の従業員エンゲージメントと職場環境実態
『なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか』より
・日経ビジネス
・PRESIDENT
・恋愛心理DiVi
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