人は迷惑をかけあって互いに支えあって生きている

すべてに感謝して
「人に迷惑ばかりかけて、もうダメだね~」
91歳、認知症の母の口癖の一つです。
 
「迷惑かけないで生きてる人なんて、一人もいない」
「みんな互いに迷惑をかけあって、支え合って生きてるんだから・・・」
と言っても、納得しない母。
「何が何だかわからない・・・」と、二つ目の口癖が出ます。
納得できなくて当然、納得しないでいいのです。
 
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酒井雄哉『続・一日一生』の中にこんなことが書いてありました。

病気になったときの大きな苦しみに、人様に迷惑かけてしまう、
と思ってしまうことがあるよね。
自分は厄介ものなんじゃないかなと思い悩んだり、
不安になってしまう。
でもな、病気だろうと健康だろうと、
だれ一人、自分一人じゃ生きてはいかれないんだよ。
僕ら行者が行するのだってそう。
確かに一人で山を歩くんだけれども、
それは大勢の支えてくれる人がいて初めてできることだ。
人間というのは、お互いに助け合って生きるというのが、
本来の姿じゃないかなあ。
全ては感謝から始まるしな。
                                         

病気で臥せっていたって、その闘病する姿が、
回りの人たちを勇気づけてるっていうことだってある。
自分を通じて、いろんな人たちにまたつながりが生まれるということもある。
世の中の役に立つということは、
何も、はなばなしく立派な仕事をすることだけではないからね。

 

ところで、ドラマ「金八先生」の中に金八先生の名言がありました。

君たちいいですか〜。
人という字はねぇ、ひとりの「人」がもうひとりの「人」を支えている字です。
つまり、人と人が支え合ってるから人なんです。
人は人によって支えられ、人の間で人間として磨かれていくんです。

 
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ところが、この説はどうやら間違いのようです。(゚д゚)
武田鉄矢さんが、後に自ら暴露したそうです。
 
実は、「人」という文字は、
”人間が一人で手を下に下げて、腰を曲げた姿 ”
人を横から見た象形文字だそうです。
 
えッ、そうなんですか?
何だかちょっとガッカリしました。
でも、この金八先生の名言はなかなかいいですね。
 
結局のところ、人は、一人でしっかり大地に立って、
そして、人と人が互いに迷惑かけ合いながら、
支えあって生きて行くということなのでしょうね。
感謝しなくちゃね。
 
 
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