親を思いやる心”孝情”こそが本当の親孝行

すべてに感謝して

親を思いやる心”孝情”こそが本当の親孝行。

回転寿司に孫や家族と来るたびに、
友人家族のエピソードを思い出し、
親孝行とは何かを改めて考えさせられます。

次のようなエピソードです。

「今日は、お寿司を食べに行くぞ!」
父親がそう言うと、5人の子供たちは一斉に驚きの声を上げました。

「えっ?本当?」「嘘でしょ?」「みんなで行くの?」

友人の父親は教会の牧師をしており、
派手な暮らしをすることなく、慎ましく生活していました。
食べ盛りの子供たちを連れて外食する機会はほとんどなく、

それだけに、突然の誘いに子供たちは半信半疑の様子でした。

回転寿司に到着すると、
子供たちは大喜びで次々に好きなお寿司を注文していました。
けれど、その中で長男だけは少し様子が違いました。
ほとんど食べません。

おまけに時折、弟や妹の足を蹴っていました。
どうやら何かを伝えようとしていました。
しかし、弟や妹たちはその意味を理解できず、

「痛いよ!」「何するの!」と兄をにらみつけています。

実は、長男は親の懐具合を心配していたのです。
「こんなに注文して大丈夫なのかな…」

テーブルの下で起きている足蹴りのバトルは見えませんが、
両親にはしっかりと見えていました。

それを察した父親は、そっと財布を取り出し、
長男にこっそりと見せ微笑んで言いました。

「大丈夫だよ。今日はたくさんお金を持ってきたから、お前もたくさん食べなさい。」

この言葉に、長男はホッとしたように笑顔を見せました。

そのような長男の姿を見た両親は何よりも嬉しく思いました。
久しぶりの家族そろっての食事ももちろん幸せでしたが、
それ以上に、いつの間にか親を心配することができ、

気遣えるほど成長していた長男の心に、深い感動を覚えたのです。

親孝行とは何でしょうか。
親を大切に思い、心配や迷惑を掛けない、

安心させてあげる、感謝の心を持って接することだと言います。

それは、決して大きなことや特別なことではないのかもしれません。

親は、子供が元気でいるだけで嬉しいといいます。

一緒に食事をしたり、たわいもない話をしたり、時には旅行に行ったり。
そんな何気ない日々の瞬間にも、子供が親の苦労に寄り添って、
思いやる心を持っていること、感謝の心を持っていること。
それが、親にとって最高の喜びであり、何よりの親孝行なのかもしれません。

たとえ遠く離れていても、頻繁に会えなくても、
親を気にかけ、感謝の気持ちを伝えることはできます。

「最近どう?」 「体調は大丈夫?」 「いつもありがとう。」
そんな一言だけでも、親は十分に幸せなのです。

”孝行とは孝情” 
親の想いや願いを理解し心を寄
思いやること感謝することこそが、
本当の親孝行(孝情)ではないかと思います。

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