「小石と水場」というお話を聞いて胸落ちしたことがあります。
そのお話を紹介しましょう。
『小さな池に小石を投げると”ポチャン”と音がして
水面に波紋がどんどん大きく広がっていきます。この「小石」はあなたです。あなたの小さな行動が、周りに影響していきます。
あなたの思い、言葉、行動が水面の波紋となり周りに影響していくのです。ですから・・・周りに善き影響を及ぼす小石になりましょう』
・・・と、こんなお話はどこかで聞いたことはあるでしょう。
しかし・・・
私が小石ではなく「小さな池」であったらどうでしょう。
池は投げ込まれた石によって生じた波紋の影響を受けます。
石の大きさによって波紋はさざ波だったり荒波だったり。
時には池を決壊するような巨大な波の波紋が押し寄せることだってあります。
人生もこれと同じなんです。
次々にやって来る人生の波に影響され、痛みや苦痛を感じます。
受け止めきれずに落胆し失望することだってあります。
では・・・私が「池」ではなく「大海」だったらどうでしょう。
海は小石を飲み込んでもなんの変化もしません。
巨大な石を投げ込まれても・・・
なんの波紋も生じません。
どんな影響も受けないのです。
それはなぜでしょう?
器が大きくなったからです。
大きな器はどんなものでも受け止めて包み込んでしまうからです。
小さな池のあなたも大海のごとくになりましょう・・・
大きな器になりましょう。
心の器を広げましょう。
と・・・
でも、いきなり大海は難しいと、私は言い訳したくなります。
小さな池の私も、きょうより明日はちょっとだけ大きくなったらいいですか?