胎教の驚くべき実験とは?~幼児教育~

子育て
胎教という言葉を最近はあまり聞きませんね。
実は、私が子供を出産した40年前は、育児書が氾濫し、「胎教」「幼児教育」ということを
盛んに注目するような時代でした。
 
妊娠した私は、井深大氏の幼児開発協会(現・公益財団法人ソニー教育財団)の会員となり、
1年間、研究チームの一員として、
0歳児教育の研究レポートを提出していました。
研究テーマは「お腹の赤ちゃんは、外の音を聞いているのか?」
長女を妊娠した妊娠後期、毎日、同じ時間に同じ音楽をお腹の子に聞かせます
聴かせた音楽は、ピアノ名曲、リチャード・クレイダーマン『渚のアデリーヌ』
 
リラックスした時間の朝晩の2回
出産の前日まで毎日、数か月間聴かせます
とはいっても、おなかの赤ちゃんに聴かせるつもりで、私が楽しんで聴いていました。
 
そして出産後、退院して自宅に戻った私は、出生後の実験を再開しました。
生後7日目の赤ちゃんの耳元で『渚のアデリーヌ』を聴かせました
生まれて初めて音楽を聴いたのです。
 
すると、どうでしょう!?
ほとんど目を閉じている赤ちゃんが、突然大きく目を見開いたのです。
頭を動かして「これはなんだ?」という表情で、
音のする方に顔を向けようとしました
 
そして、驚くことに、
赤ちゃんが泣いているときに聴かせると、ピタッと泣くのを止めたのです。
この様子は、主人と私の母をもビックリさせました。
 
『渚のアデリーヌ』は、いつしか、ぐずる長女の子守曲となりました。
 
この実験は、赤ちゃんがお腹の中で、外の音を聞いていたことを実証しました。
両親の会話もしっかり聞かれていることになります。
 
この実験以前に、既に井深大氏1970年代に、
0歳から4歳までの幼児教育の重要性を著していました。
 
オオカミに育てられたカマラとアマラのショッキングな結末は、
幼児期の親とのかかわり方が重要であることを世の中に知らせました。
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現在・・・
実験台となった長女は、5人の子の母親となりました。
「お母さんのような、お母さんにならないでね」と、娘たちに警告してきましたが、
「子は親に似る」のです、見事に相続しております。
 
井深先生の期待を裏切った子育てになりましたが、
大事なことは、育児書に振り回されたり、縛り付けられたりしない、
育児書はあくまで参考書だということです。
ところで、
娘二人の育児を見ていると驚くことばかりです
娘達は、赤ちゃんがぐずると、スマホから妙な音を赤ちゃんに聴かせていました。
「ザーザー」という雑音です。
 
「この音はなあに?」と娘に聞くと・・・。
赤ちゃんがお腹にいたとき聞いていた
お母さんのお腹の中の血流音だとか・・・。
ビックリです!
こんな雑音が “癒しのピアノ曲” よりよろしいそうです。
リチャード・クレイダーマンの『渚のアデリーヌ』を
YouTubeからお借りしました。

 
参考:
井深大(いぶか・まさる)氏は、ソニーの創業者。
後年は、特に育児教育のあり方について研究してきた。
井深大が語る“人間づくり”の教育論は日本に足りない教育の根本的な問題、
“心の教育”を、学校教育、家庭、文部省など多面的側面から語っていた。
50年前に「0歳から4歳までの知能の発達が人間の能力を決める、
人間として立派な人を育て上げるのが21世紀への課題だ」と語った。
 
 
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。\(^o^)/
 
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