新聞の社説に興味深い記事がありました。
道徳の教科書でおなじみの話に「星野君の二塁打」がある。
少年野球で星野君は監督のバントのサインに従わず 二塁打を放ち、チームは勝つ。 だが次の試合でメンバーから外される。
集団の規則などを教えるの話だ。 現行の小学校高学年の道徳の教科書に載っている定番だが、 来春から使用の教科書から消える。野球経験がない子が増えた事情もあるだろうが、 「服従」させるのは時代に合わないらしい。
さて、この場面で大谷翔平さんだったらどうしたでしょう。
今回のWBCでは・・・
自らの選択でバンドを打ちチームを勝利に導きました。
”大谷が送りバンド・犠牲バンド”・・・
誰も予想しなかった出来事でした。
道徳の教科書にある『星野君の二塁打』は、
集団生活のルールを教える教材だそうです。
1947年初出以降、76年間もの長い間
道徳に使用されていた定番の記事。
内容や設定は、時代相応にたびたび変更されてきたようです。
我が家の孫たちの道徳の教科書は、
ほとんど新品のままです。
2024年の春から『星野君の二塁打』は消えるというのです。
子ども自らが考えることを重要視しなければならない時代に、
子供を枠にはめ、服従させる教育や子育ては、
今の子供たちには合わないと言うのでしょうか・・・
ルールを守ることを教えるのも必要ですが
親や先生、監督の指示への絶対服従を求めるのは古いのでしょう。
<道徳の教科書『星野君の二塁打』>
以前のブログにも書きました。
スペインのサッカーチーム”ビジャレアル”の子どもたちには、
驚きの『指導改革』があるそうです。
3歳から意見を求められ、
自ら考え自己決定できるように教えているそうです。
誰かの言われた通りに動くのではなく、
すべて自分で選択するのだそうです。
これが日本の学校教育には足りないと言われています。
文部科学省は
「自分で考えられる主体性のある人材の育成を」
と強調しています。
文部科学省には大いに期待しましょう。
子どもを自走させるためには、
問いかけること、選ばせることが重要。
「選ぶ」という行動は、
人に大きな力をもたらし、
選ぶことこそ力につながるそうです。
「こうしなさい! ああしなさい!」と指示するのではなく、
「どうしたの?」と問いかけ、
「どうしたいの?」と子供に選択させる。
これが大事なのですね。
子育て、家庭教育も同じです。
耳の痛いお話です。
<参考抜粋>
・産経新聞
・現代ビジネス:『「こころがボロボロ」子どもの精神的幸福度調査 日本がワースト2位の理由』
・現代ビジネス:『「こころがボロボロ」子どもの精神的幸福度調査 日本がワースト2位の理由』