人生に影響を及ぼす重要な要素「セルフイメージ」について
前回のブログの続きです。
内容の一部に負の内容があります。
嫌な方はスルーしてくださいね。
嫌な方はスルーしてくださいね。
マイナスのイメージを持ったり、持たされた場合、
その人はどう変化するのでしょうか?
実際に映画にもなった有名な心理実験がありました。
映画「es」(監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル)
この映画は1971年に、
アメリカのスタンフォード大学心理学部で、
実際に行われた「監獄実験」が題材になっています。
日本では2002年に公開され、タイトルは「実験」。
この実験の被験者は、
新聞広告で集められた心身共に健康な21名の男性です。
「看守役」と「受刑者役」に分けて、
監視カメラ付きの模擬刑務所に収容し、
与えられたその役割がどのような影響を及ぼすのか、
「人は役割を与えられると、行動まで変わってしまう」
ということを証明しようとした心理実験でした。
当初2週間の予定だったこの実験は、
かなり危険な状態になってしまったため、
7日間で中止になりました。
結果は、
「看守役」の人々は、より看守らしくサディスティックになり、
「受刑者役」の人々は、より受刑者らしく卑屈になったそうです。
普通の健常人だった人が、
たまたま与えられた役柄によって、
たった7日で、全く違う人格に変わってしまったのです。
人は与えられた役割(与えられたセルフイメージ)ですら、
自分のものとしてしまうというのです。
自分が自分に持ったイメージ通りに、
実際の行動も人格も変貌してしまう。
「セルフイメージ」通りの人間になっていくというのです。
最近気になるロシアのプーチン大統領の変貌。
愛国者のはずだった彼が、現在、信じがたい行動をとる理由は
彼の「セルフイメージ」によるものなのかもしれません。
愛国者が高じて「自分はロシアの救世主だ」と思い込み。
自分は正しいことをしていると思っているかもしれませんね。
これは私の勝手な想像ですが・・・。
私達の日常の生活の中でよく見かける
セルフイメージからくる行動はたくさんあります。
例えば・・・・
*制服を着た瞬間から、気持ちがビシッとして制服なりの人物に変身します。
*スーツを着て一歩家を出たら、普通のオヤジさんが社長さんに変貌します。
*子供が生まれた瞬間から、意識や行動が親に変わります。
*子供に絵が上手ねと褒めてあげると、絵を描くことが得意になります
*モデルさんは見られている習慣から美しい体形や顔つきに化身するのです。
*優秀なアスリートも、自分をイメージトレーニングした結果です。
人生に影響を及ぼす重要な要素「セルフイメージ」と
「ポジティブかネガティブか」という心理的な傾向や、
「考え方や価値観」よって、その人の未来がある程度予測できるというのです。
「考え方や価値観」よって、その人の未来がある程度予測できるというのです。
そうであるなら・・・
幸福な未来のために、セルフイメージを
プラスのイメージ、ポジティブなイメージ、理想的なイメージ、
楽しいイメージ、幸せなイメージに変えたいものです。