日本よ立ち上がれ! 心に火を灯せ!~終戦80年によせて~

愛天愛国愛人

本日8月15日は、終戦から80年。
護国の花と散って逝った英霊たちに感謝の祈りを捧げたいと思います。
先人たちの流した血と涙の上に立った今の日本を思う時、英霊たちの想いや願いを埋もれさせてはなりません。

日本は今大きな転換点に来ているように感じます。
日本を汗と血と涙で築いた多くの先人たちが「日本よ立ち上がれ!」と叫んでいます。

<靖国神社>

中村天風先生(1876年~1968年)が、日本再建とリーダーシップについて語っていました。要約してみます。

日本の再建は、制度や法律の改正から始まるのではない。
出発点は――我々一人ひとりの心だ。
この国 日本は、先人たちの汗と血と涙で築かれた。
私たちはその恩を忘れ、ただ便利さと安逸に流されてはならない。
国を愛し、誇りを持ち、礼を知り、和を重んじ、勤勉を美徳とする――
この精神こそ、日本が日本である証だ。


指導者とは、肩書きや地位で呼ばれる者ではない。
率先垂範し、背中で示し、私心を捨て、恐れず決断する者こそ、真の指導者だ。
部下や後進が自分を追い越したとき、嫉妬するのではない。
それを誇りとし、喜びとし、さらに育てる――
これが人を導く者の道だ。


忘れてはならない。
信は光、疑いは闇だ。
人を信じることは、その人に力を与えることだ。
相手を敬えば、必ず敬意は返ってくる。
信頼と敬意のない集団は、いずれ崩れる。
だが、この二つを持つ者たちは、嵐の中でも未来へ進む。


逆境を嘆くな。
困難を避けるな。

それらは天が与えた訓練所だ。
痛みは、磨けば光る宝になる。
胆力は、試練の中でしか鍛えられない。
嵐を正面から受けよ。
そうすれば、やがて嵐そのものが追い風に変わるだろう。


最後に問う。
みなさんの生は、利己のためか、大義のためか。
利己は砂のように指の間からこぼれる。
大義は岩のように揺るがない。
大義とは、家族のため、地域のため、国のため、次の世代のため――
自らを超えた使命である。


さあ、胸に大熱誠を抱き、
日々の行動に大活力を込めよう。
一人ひとりの心に火が灯れば、
やがてその炎は国全体を照らす光となる。


日本よ、立ち上がれ!
日本の未来は、私達の「心」で創るのだ。

中村 天風(なかむら てんぷう、1876年~1968年)は、日本の自己啓発講演家、思想家、ヨーガ行者。実業家。天風会を創始し心身統一法を広めた。

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