人生の栄光は転ぶたびに立ち上がること ~ネルソン・マンデラ~

愛と許しで

「転ばぬ先の杖」とは言いますが、転ばないように歩むのは不可能です。

人生の道では、予期せぬ石ころにつまずいたり、泥濘に足を取られることもあります。
前が見えず立ち往生してしまいそうな時、私は一冊の本に手を伸ばします。
それは、ネルソン・マンデラの『未来を変える言葉』(明石書店)です。

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本の帯に、次のネルソン・マンデラの名言が記されています。

「人生で最も偉大な栄光は、決して転ばないことではなく、転んだ後にいつも立ち上がることです」

多くの付箋が貼られたこの本をめくると、マンデラ氏の言葉が響いてきます。

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ネルソン・マンデラは南アフリカの著名な政治家。
1918年、白人が支配する南アフリカ共和国において、部族長の孫として生まれました。
当時、多くの国民が白人政権によって人権を否定され、深刻な偏見と差別に直面していた。
マンデラは彼らの運命を背負い、闘い続けました。
1944年、彼は27年間の獄中生活を余儀なくされました。
獄中からも黒人解放のために声を上げ続け、闘争の象徴となりました。

世界中で解放運動が起こり、1990年に彼は釈放され、
釈放後、彼は南アフリカ初の黒人大統領となり、アパルトヘイト体制の終焉を実現しました。2013年12月5日に95歳で亡くなりました。

彼の誕生日である7月18日はネルソン・マンデラ国際デーとして認められています。

獄中で27年間、彼を支えた「希望」とは何だったのでしょうか?
彼が見出した「愛と許し」とはどのようなものだったのでしょうか?

彼が命をかけて戦った差別や人権擁護の問題は、
遠い過去の南アフリカの出来事に留まらず、
現代の日本にも当てはまるもので、決して他人事ではありません。
物質主義や個人主義が優先される中で、他人を思いやる人間の本来持つ「美しい心」を忘れがちです。

国の中心が揺れると国が亡び、家庭の中心が揺れると家庭が壊れるといいます。

この本を手に取るたびに、マンデラ氏の魂が私に語りかけてくるようです。
絶望の涙ではなく、いつも希望と愛、そして勇気が込められている。

そんな情熱は一体どこから湧き出るのでしょうか。
マンデラ氏が私に伝えたかったメッセージは、次の言葉でありました。

「何事も成功するまでは不可能に思えるものである」


「教会がなかったら宗教組織が存在していなかったら
現在の私はありえなかったであろう」

「周りの人を喜びと希望に満ち溢れさせるために生きなさい」

そうです!・・・

転んでもいい、諦めずに立ち上がればいい。

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