世界中の宗教の教えを一冊にまとめた著書。
「宗教間の調和のビジョンを明確に著した」
宗教の「百科事典」があります。
それは、文鮮明(ムン・ソンミョン)先生が諸宗教の経典を比較し集成した、
『世界経典(World Scripture)』です。
宗教の垣根を越え、共通する真理を見つめ直すために生まれた「宗教間和合のための経典」です。
世界のキリスト教、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教、神道、ジャイナ教…
さらには、アフリカや先住民族の祈りの言葉まで。
この一冊には、268の聖典や55の口伝の教えが収められています。
世界40名以上の宗教学者や宗教指導者が協力して著しました。
4,000以上の引用が収められています。
ページを開くと、時代も国も超えた人々の祈りが静かに伝わってきます。
結局、宗教ってみんな同じなんだなと感じます。
🌈 宗教は「違い」でなく「同じ」
『世界経典』は、宗教ごとに章を分けてはいません。
「神とは」「人生の目的」「愛」「祈り」「救い」など、
テーマごとに各宗教の言葉を並べています。
同じテーマの中で、聖書と仏典、コーランと論語が隣り合って語りかけています。
そこに見えてくるのは、
「違い」でなく、「みんな同じ」だということです。
どの宗教も“人を善へ導く”という共通の願いを持っている。
という真実です。
🌈 世界平和のための願い
文鮮明先生は、「宗教の壁を越え、人類が一つの家族として生きる世界」を願いました。
人はなぜ生まれ、どう生き、何を愛するべきか。
宗教の形や教え方は違っても、その根に流れるのは「人を幸せに導く心」。
『世界経典』は、宗教が壁を越えて互いを理解し、
共に歩む “平和への架け橋” を目指しています。
🌿 世界の祈りが息づく本
この書のもう一つの魅力は、世界の多様な伝統と文化を大切にしていることです。
アフリカやアジア、オセアニアの口承伝統など、
先住民族の祈りの言葉まで収められています。
そこには、「どんな文化や信仰にも、尊い真理の光がある」
「人間はどこにいても神とつながっている」と感じます。

🌈 人類への贈りもの――宗教を越えた愛の光
『世界経典』は、「地球家族として共に生きるための教育の書」―。
宗教を学ぶことは、他者を理解し尊重する心を育てます。
それは、争いの多い今の時代にこそ必要な “心の教育” です。
この本を手に取るとき、
「違う信仰を持つ人も、同じ人間だ」ということを感じるでしょう。
人間の心の原点を思い出させてくれる書です。
どの宗教にも共通して流れる「愛」「真理」「平和」への願い。
「神のもとで人類は一つの家族である(One Family under God)」という理想が、
静かに胸に灯ります。
YouTubeからお借りしました:『One Family under God 「ここからはじまる」』
