アンパンマンの「強さ・勇気・正義」とは「 愛と優しさ 」です。

幸福に生きるために
 
お腹を空かせた人に自分の顔(頭)を食べさせた正義のヒーローを知っていますか?
孫たちは知っていました!
アンパンマン です。
昔、孫達とTVで観たり、絵描き歌でアンパンマンの顔を何度も描きました。
アンパンマン は頭部があんパンで出来ている、空飛ぶ正義のヒーロー
困っている人やお腹を空かせた人がいないかパトロールしたり、
パン工場のパンを町中に届けるのが毎日の仕事でした。
死ぬほどお腹を空かせた人や挫折してしまった人に、
自分の顔(頭)をちぎって食べさせて力や勇気を与えました。
 
<画像はアンパンマンのHPからお借りしました>
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これを書いた漫画家のやなせたかし氏(1919~2013年)はどんな人でしょう。
漫画家になりたいと高知県から上京しましたが芽が出ず、
激動な時代を様々な職業を転々としたそうです。
くじけそうになるたび、「何のために生まれてきたのか」と・・・
同じ生きるなら自分もまわりも楽しくしたいと前向きに生きました。
アンパンマンがヒットしたのは69歳のとき。
戦争と激動の時代を経験した著者が考える、
アンパンマンの「強さ・勇気・正義」とは「 愛と優しさ 」でした。
 「正義の力は喧嘩のために用いるのではない」という信念を持ち、
戦うのは「みんなを守るため、困っている人を助けるため」でした。
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「アンパンマンをやっつける」という”ばいきんまん”との戦いは、
単純な勧善懲悪を描いているのではなく本当は仲良くしたい、
“共生”ッセージを持っています。
「正義とは相手をやっつけることではないから」
「ばいきんまんにはばいきんまんなりの正義を持っている」と、” ばいきんまん” を尊重しながら、悪い夢から覚まさせようとしました。
人を助けようとして顔が濡れたり顔をちぎって変形すると力が出なくなってしまう。
自分が犠牲になると知っていても、窮地に陥っても、
相手の為にくじけず諦めずに、献身したのです。
こんなアンパンマンを「世界最弱のヒーロー」だと、やなせ氏は言いました。
“自分が弱るとわかっていても、助けずにはいられない”
「飢えている人に食べ物をあげる」「困っている人を助ける」・・・
こうした行為が ”本当の正義” であると。
アンパンマンは「愛や優しさこそが 本当の正義だ」と教えています。
「強さとは優しさ」「強い人は強さを抑えて弱い人に寄り添っていく」という言葉が頭をかすめます。
 
しかし、どうでしょう・・・
相手の為に自分が犠牲になるという生き方よりも、さらに良い方法は、
どちらも犠牲にならず共に幸せに生きる(共生共栄)ほうがいいですね。
 
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『アンパンマンのマーチ』を改めて聞いてみました。
「何のために生まれて、何のために生きるのか?」「愛と勇気だけが友達さ」
歌詞が素晴らしいため、2011年震災直後「アンパンマンのマーチ」が、
復興のテーマソングになったとか。 
この歌に励まされ、生きる勇気を頂いた人も多いのではないでしょうか。
 

ところで・・・
漫画家やなせたかし夫妻をモデルにしたNHK朝ドラ『あんぱん』が、2025年春から放映開始予定だそうです。
戦後80年を迎える2025年。
第112作目の連続テレビ小説『あんぱん』は、
生きる意味も失った苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった夫妻が
あらゆる荒波を乗り越え『アンパンマン』にたどり着くまでの
激動の時代を生きた波乱万丈の愛と勇気の物語だそうです。
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参考:
・ウィキペディア(Wikipedia)
・それいけ!アンパンマンのHP
・NHK高知web
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