「エチオピアの子供たちに愛を
～第２回チャリティーコンサート～」に行ってきました。
主催は日・韓・エチオピア友情の会、
後援はエチオピア連邦民主共和国大使館。
コンサートの第一部は、
エチオピアの国歌斉唱で始まり、
エチオピア全権大使の祝辞、支援金伝達式
紹介映像や民族衣装をまとった伝統ダンス、
そして「コーヒーセレモニー」など、
エチオピアを知ることができる興味深いものでした。
コーヒーの発祥の地エチオピアでは、
コーヒーを飲む伝統的な習慣があるそうです。
日本の茶道のように、コーヒーを飲む作法である
「コーヒー・セレモニー」が紹介されました。
コーヒー豆を煎る様子から、
まるでコーヒーの香りがコンサートホールに漂ってくるようでした。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
エチオピアを検索してみると、
国土は日本の3倍、人口1億2千万人、
多数の言語、80の民族が暮らす
世界最貧国の一つだそうです。
干ばつによる農業生産の落ち込みや
数千人の避難民の流入などによって、
経済にも打撃を受けており、
地域によっては、水、食料、教育などの問題を抱え、
子供の栄養失調や学校に行けないなど
深刻な問題となっているそうです。
つい最近では民族対立から始まった内戦により
子供たちを含め、たくさんの人達が犠牲となっています。
非常事態宣言も出ているようです。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「エチオピア友情の会」の李鎔友会長さんは、
長年、エチオピアの子供たちと参戦兵士たちの家族を支援してきました。
ご自分の日本での仕事を社員に任せ、
何度もエチオピアに足を運んでいました。
滞在は数か月にもなるのです。
ほとんど知られていないエチオピアについて、
李会長さんのご挨拶を抜粋しました。
『エチオピアは71年前の韓国動乱の際16カ国国連参戦国として、
遠いアフリカのから6,000人余りの若者たちが参戦し、
韓国を守ってくれました。
彼らの崇高な犠牲によって、
今日の韓国と東アジアの平和と発展があることと存じます。
今年は６・25動乱71周年を迎え、
エチオピアに報恩の気持ちをお伝えしたく、
日本在住の韓国人と日本の有志で、
第2回チャリティーコンサートを開催することになりました。
歴史的に近い日本、韓国、エチオピアの親密な友好関係を基にして
参戦兵士たちの子孫、エチオピアの子供たちに
希望を与える力になりたく存じます。』
困難と絶望に負けないように、
エチオピアに愛と光が届きますように・・・。
一日も早く希望と平和がもたらされますように・・・。
国連軍のエチオピア兵（1950年）
