悩みや苦しみを手放す鍵は―「自分を変える」という最高の選択

すべてに感謝して

先日、とあるマンションのエレベーターに「早朝や深夜の生活音に注意しましょう。お互いに気を使って気持ち良く暮らしましょう」と張り紙がしてありました。
わざわざこんな掲示がされるということは、きっと音に関する苦情が多いのでしょう。
集合住宅では「お互い様」と言いつつも、他人の音には敏感で、自分の音には気づかないものです。

これを見て、ある人生相談の先生の話を思い出しました。

相談者の98%は「自分以外のこと」で悩んでいます。
「夫がこうだ」「子供がこうだ」「職場の上司や部下がこうだ」「学校や先生がこうだ」―と、誰もが自分の悩みや苦しみの原因は「他人や環境のせい」だと思っているのです。
そして更に、それを変えようとして苦しんでいるんです。

そのような相談者には、どんなアドバイスをするのかを尋ねてみたところ、
彼は言いました。「一瞬で悩みを解決する方法がある」と。

それは「自分を変えることだと言いました。

人や環境を変えることは難しいけれど、自分を変えることは心の決意ひとつでできます。つまり、「問題だと見ている自分」が問題だというのです。

「では、自分をどう変えればいいのでしょうか」と聞くと・・・

まず大切なのは、どんなに理不尽だと思えることでも、ありのままを受け入れる。
想定外のトラブルや批判を受けても、「これも学び」と受け止める。
また、噂話や批判に対しては、反論や弁解をせず、静かに受け流す。もし、言い返せば、火に油を注ぎます。
「そう見られても仕方がない」と柳のようにしなやかに受け流すことも、強さです

「他人は自分の鏡」「人の振り見て我が振り直せ」と言います。
相手に苛立ちを感じるのは、自分の中にも同じ性質があるから。
だからまず、自分が変われば、周りの世界の見え方も変わるというのです。
マハトマ・ガンジーの「あなたがこの世界で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい」という有名な言葉は、その真理を見事に表しています。

「ありのままを受け入れる」
「どんなことでも感謝する」
「常に幸せだと思う」
「いつも笑顔でいる」
感謝の心があれば不平不満は消え、幸せを感じる習慣を持てば日常が宝物に変わります。
笑顔は周りの人まで温め、やがて自分自身をも幸せにします。

人や環境を責めるより、自分を変えてみる。
そうすれば、人生はもっと自由に、楽しく幸福になるのではないでしょうか。
今日から「ありがとう」「幸せだな」「笑顔でいよう」とつぶやいてみましょう。

私が変われば、世界も変わるらしいです。

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