「君は愛されるため生まれた 君の生涯は愛で満ちている・・・」
こんな歌詞が何度も繰り返される『きみは愛されるため生まれた』という歌をご存じでしょうか?
「愛されるために生まれた」は、多くの人々の心に響き渡るメッセージです。
この歌は韓国人のイ・ミンソプ牧師が1997年に作詞・作曲し、
当初は韓国の教会で歌われていましたが、やがて日本でも広まり、
今でも多くの人々に愛され続けています。
『きみは愛されるため生まれた』がヒットする理由は?
この歌が27年経った今でも日本でヒットしている理由は、
私たちが「愛される」ことを強く求めているからではないでしょうか。
日本は先進国の中でも自殺者数が多い国であり、
過去には年間3万人もの人が自ら命を絶っていました。
近年その数は減少傾向にありましたが、それでも年間2万人以上が自殺により命を失っています。
さらに、自殺未遂者は自殺者の10倍にのぼると言われており、
その背景には、うつ病や過労、生活困窮、育児や介護の疲れ、いじめや孤立など、
さまざまな社会的要因が絡んでいるのです。
このような厳しい現実の中で、多くの人々が「愛されている」と感じられず、
心の中に深い孤独を抱えています。
特に、いじめや引きこもり、登校拒否、幼児虐待などの問題が増加している現代社会では、
真の愛を知らずに育つ子供たちが増えているのではないでしょうか。
自分の子供を虐待する親の多くは、自身が子供の頃に十分な愛を受けられなかったため、
どう愛して良いのかわからないという背景があるとされています。
私たちは、愛されなければ愛することができません。
愛されていることを実感して初めて、他者を愛することができるのです。
人は「愛された」と感じるときに、初めて「幸せ」を感じるのです。
親から愛され、天から愛されていると感じることで、兄弟姉妹や友人、
やがてはパートナーや子供へと愛の輪が広がっていきます。
家庭は「愛の学校」とも言われ、親からの愛は愛の出発点であり、
「愛された愛されない」は、その後の人生に大きな影響を与えるのです。
歌に隠されたもう一つの大切なメッセージとは?
ところで、『きみは愛されるため生まれた』という歌には、
もう一つの大切なメッセージが隠されています。
それは、「私たちは愛するために生まれてきた」ということです。
私たちが生まれてきた理由は、ただ愛されるためだけではなく、
他者を愛し、他者を幸せにするためにあるのです。
そして、他者を愛し、幸せにすることで、自らも幸せを感じることができるのです。
ところで、聖書の「コリントの信徒への手紙一」十三章十三節には・・・
「いつまでも残るのは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です」と、
書いています。
愛は、私たちが生きる上で最も重要な要素であり、他者を愛することによって、
より豊かな人生を送ることができるのです。
すなわち、「きみは愛されるため生まれた」と同時に「きみは愛するために生まれた」と、
心に刻み、私たち一人ひとりが、愛されることを望む以上に、他者への愛を実践し、
より幸せな家庭や社会を築いていきましょう。
『きみは愛されるため生まれた』の歌詞と動画
<きみは愛されるために生まれた>
作詞・作曲:イ・ミンソプ
きみは愛されるため生まれた きみの生涯は愛で満ちている
きみは愛されるため生まれた きみの生涯は愛で満ちている
永遠の神の愛は 我らの出会いの中で実を結ぶ
きみの存在が私には どれほど大きな喜びでしょう
きみは愛されるため生まれた 今もその愛 受けている
きみは愛されるため生まれた 今もその愛 受けている
きみは愛されるため生まれた きみの生涯は愛で満ちている
きみは愛されるため生まれた きみの生涯は愛で満ちている
<YouTubeをお借りしました>