ーある日突然、最愛の人を奪われてしまったら
あなたならどうしますか? ー
2015年11月13日に起きたパリ同時多発テロ事件で
最愛の妻を失ったアントワーヌ・レリスさんは、
生後17ヶ月の息子と絶望的な悲しみのどん底に落とされる。
しかし彼は・・・
事件から1年後、子供の為に悲しみと不安をはねのけ
フェイスブックに「テロリストへの手紙」を投稿した。
「ぼくは君たちに憎しみを贈ることはしない」
「憎悪に怒りで応じることは、君たちと同じ無知に陥ることになるから」
そして、母を亡くした息子を憎しみの中で育てはしないと宣言した。
このような「憎しみを贈らない」と言う彼のメッセージは世界を駆け巡り、
一晩で25万人がシェアし、新聞の一面を飾った。
それは、動揺するパリの人々をクールダウンさせ、
テロには絶対に屈しない団結力を芽生えさせた。
人は絶望的な悲しみに中にあっても、
なお他者を憎まないという選択をすることができる。
憎悪に対して怒りで返すことは、愚かなことだ。
釈迦は次のように説いています。
「怨みを捨ててこそ(怨みは)静まる。これは永遠の法である」
「怨みは自分を破壊し他人を破壊する」
妻を殺害された男性が小さな息子と共に生きる希望を綴じ込んだ、
胸をゆさぶるドキュメント。
こころ揺さぶる感動の実話を映画化。
映画『ぼくは君たちを憎まないことにした』
本日、11月10日(金)より全国ロードショー。