「僕は、家でミジンコとアカハライモリを飼っています!」
自己紹介した次女の長男(中学1年)。
クラスのみんなからドッと笑われて、
へこんでしまいました。
その後、大切に飼育していたアカハライモリが、
水槽から飛び出して死んでしまったのです。
彼にとっては不幸続き・・・
ギョッとする生き物や魚を飼育している孫。
でも、いつしか孫の趣味や願いに寄り添って、
協力してあげようと思うようになりました。
東京都下、私たちの住んでいる武蔵野には、
コンコンと湧水があり水車が回り
蛍も飛び交う里山の風景が残っています。
エビ、アブラハヤも彼が小学生の時、
近くの川から捕まえてきました。
(東京都稲城市上谷戸親水公園)
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「夏休みになったら長野県に行って、
ハコネサンショウウオを捕まえるぞ~~!」
そんな孫の願いを受けて、
一泊で長野県川上郷へ。
「ハコネサンショウウオを生かしても持ち帰える!」
真夏の厳しいミッション開始!!
ミッション1日目
早朝5時、東京出発。
目指すは、千曲川の源流、水のふるさと
川上郷の金峰渓谷、唐沢の滝。
『雲も、川も、植物も、動物も、全て山から産まれてくる』
~信州川上郷のパンフレットより~
(ふれあいの森キャンプ場から屋根岩を望む)
40分ほど屋根岩パノラマコースを登って行くと、
白樺林の中でチョロチョロと水の音がしてきました。
千曲川の源流です。
屋根岩はロッククライミングのメッカだそうです。
目を凝らして見ると赤や黄色のクライマーが、
岩にへばりついていました。
この日、長野県内では気温30度以上のようですが、
ここは自然のクーラー、空気も水も冷た~い!
岩の下に居そうです。
足と手が冷た~~い!
1匹捕まえた~~~!
ハコネサンショウウオ(両棲類)
体長10センチ、意外に小さいね。
3歳の孫は石集め・・・
ママ~~! お腹すいたよ~~!
(金峰山荘にステイ)
ミッション2日目
キャンプ場近くの小さな川で、イワナを二匹を捕獲。
童心に返った主人と孫がつかみ捕り。
イワナにしては、これもサイズが小さいね。
「ハコネサンショウウオを生かして持ち帰える!」
25度を越える水温は、死につながる。
2匹だけ持ち帰ることにし、アイスボックスに入れ、
エアーを送って、ロックアイスを入れて水温を管理しながら、
一目散で東京へ帰ります~~。
野辺山高原の、高原野菜畑を横目で見ながら
涼しい風の中を走ります。
(野辺山高原にてアイスクリーム休憩)
家に無事到着!
家の中ではワインクーラーに移して飼育!
水温16度キープ。
飼育法は、孫が1年かけてネットなどで検索し
研究してきました。
1年前(小6年)に同じ場所で捕まえたサンショウウオの名前を
日光にいらっしゃる篠崎尚次教授(日本両棲類研究所)に
写メールでお訪ねしたら、
長野県に住むサンショウウオは
ほとんどハコネサンショウウオだと教えていただいたらしい。
(元気で育ってね)
「ハコネサンショウウオを生かしても持ち帰える!」
ミッション無事完了!!
お祖父ちゃんの活躍も大きかったね!
お疲れ様でした!