家系調査の不思議なエピソード

家族
家族の歴史(ヒストリー)を知るのはとても貴重なことだと思います。
家族の歴史には、時に驚くような出来事や興味深い話がたくさんあります。
私が家系図を作成した30年前の不思議なエピソードをお話しいたします。

 

最近では、家系図を作成することが人気を集めていますが、

特に古い記録が失われている場合、先祖を辿るのは難しいことがあります。

 

家系図を作成するためには、以下のような方法があります。

1. 戸籍調査: 役所で戸籍を取得し家系図に書き出す。複数の役所から戸籍を集める。
2. 文献調査: 古文書や各種文献を調査し、先祖の情報を集めます。
3. 現地調査: 菩提寺やお墓を訪れ、現地での調査を行います。
4. 聞き取り調査: 親戚や同姓の家に聞き取りを行い、家系の情報を集めます。

 

これらの方法を組み合わせることで、より詳細な家系図を作成することができます。

また、家系図作成サービスを利用することも一つの手段です。

 
お寺によっては、個人情報だと言って見せてくれない場合があります。
そのようなときは、「先祖供養と家系図作成のため」と説明してお願いしました。
 
自力で8家系をわかるところまで調べ、さらに専門家にお願いしました。
我が家の場合、完成まで1年ほどかかりました。
直系だけは1700年代(江戸時代)の、13代前の先祖まで辿ることができました。
 
先祖を知り、家系の特徴や癖を理解するためには、そこまで遡る必要はないかもしれません。
一般的に、3~4代のパターンが繰り返されることが多いですからね。
 
余談ですが・・・
韓半島では、家系図を「族譜」と呼び、一族の詳細な家系図を持っているそうです。
これは「高麗時代」から編纂が始まりましたが、
女性の名前がない父系血統のみが記録されており、
約500年前から綿々と子孫に伝えられてきたそうです。
30年前に私が家系図を作るために調査依頼したその時に、不思議な出来事がありました。
先祖の家系調査を委任状を業者さんに託して、辿れるところまでお願いしていました。
家系調査は先祖を辿り、役所、菩提寺、お墓、親戚、資料館、図書館など
あちこち飛びながら時間もかかり大変な作業だそうです。
 
親戚の調査員が訪れたその日、ちょうど母屋を取り壊している最中だったそうです。
明治時代からの古い家を取り壊して、新しい家を建てる予定だったのです。
 
調査訪問のアポも取らない突然の訪問にもかかわらず、
調査員が家系図作成のために来たことを話すと、
取り込み中でも、祖父が快く調査に協力してくださったそうです。
 
おかげで古い文書や資料をその場でいただくことができたのです。
危うく捨ててしまうところだったそうで、まさに危機一髪だったのです。
 
次の日には、祖父が菩提寺やお墓にも案内したそうです。
市役所では、先祖に関係するの貴重な資料をいただいたそうです。
 
このような不思議な出来事を知ったとき、
「ご先祖は、自分たちを子孫に知ってほしくて待っていたのだ」
これは最高の先祖供養になったのかもしれないと思いました。
 
法事などで家系図を持参して親族に披露することで、
先祖の歴史や絆を再確認できるのでとても感動的です。
家系図を囲んで写真撮影会になります。
「すごいことしたね!」「ありがとう!」みんなが喜んでくれるのは嬉しいです。
親族の絆がさらに深まる素敵な方法です。
 
30年経った今、結婚や出生があるたびに、家系図に書き加えていきます。
 
お盆に、家系図を飾ると、家族が集まります。
特に孫たちが自分の名前をその中に見つけて喜ぶ姿はありがたいです。
 
立派な先祖たちの歴史を知り、自分のルーツを知ることは、
自己理解を深めるだけでなく、家族との絆を強める素晴らしい方法です。
家族の歴史を共有することで、過去の出来事や経験を通じて、
互いの理解や尊重が深まります。
自分と同じような先祖を見つけると、教訓として自分の生き方や未来が見えてくるものです。 
また、次の世代に伝えることで、家族の伝統や価値観を守り続けることができます。
 
家系図の前でワイワイ騒がしい子孫たちの様子を眺めているご先祖様は、
立派なお供え物や、お墓参りをしてもらわなくても、
たぶん天国でお祭り気分で喜んでいることでしょう。
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