何色のサングラスを掛けているのですか?

子育て
同じ話を聞いても、同じ景色を見ても、
人によって違った風景に感じることがあります。
 
母(92歳)が入所している認知症介護施設の、
「絵画療法(アートセラピー)」を見学したことがありました。
壁一面に映し出されたルノワールやゴッホなどの絵画
一枚一枚の絵を順番に観ながら、
その絵について一人ひとりが感じたことを発表するのです。
 
認知症の母は、絵の風景の中に、
生まれ育った長野の景色を見ていました。
昔の話を楽しそうに話していました。
私の知らなかったことや、
母が感じてきた心を垣間見ることができました。
 
同じ絵を見ても、感じ方は人それぞれ。
本人たちは、人の感想や意見になどに左右されません。
素直に自分の感想を話していました。
 
一枚の絵画にその人の心が反映されています。
絵の中にその人の人生を垣間見ながら
いろんな発想や気づきに驚かされました。
 
とても楽しい時間なのです。
 
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主人の会社に、外国人の社員がいます。
言葉の壁を克服して立派に仕事をする人です。
 
しかし、なぜかその人に対する評価や見方が
報告する人によってバラバラなのです。
 
「あの人は仕事が遅い」「常識がない」とか・・・
性格的なことまで批判する人もいるのです。
酷い場合は・・・
「首にした方がいいんじゃないですか」
そのような事をいう人もいるのです。
 
まるで”偏見やいじめ”としか見えません。
 
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心は目のフィルタ―
見たものは心というフィルターを通して感じているのです。
 
娘たちが子供のころに話してあげたお話。
即興で作った『サングラスの話』を紹介します。

広い牧場に一匹の白い羊が草を食べていました。
 

それを見た一人の人が・・・
「あっ、白い羊だ!」と言いました。
                                                  二人目は「赤い羊だ!」と言いました。
そして、三人目は「違うよ!茶色の羊だよ」
                                                   

なぜ同じ羊を見たのに、白、赤、茶色に見えたのでしょうか?
 

(う~ん なんで~?)
                                                             

それはね・・・
 

赤く見えた人は赤いサングラスをしてたの。
茶色に見えた人は茶色のサングラスをかけていたんです。
 

(なあ~んだ! そっか~~)

同じ物を見ても人によって違って見えたり感じたりするのよ。
心にサングラスを掛けているからなの 。
 

(心にサングラス? どうやって掛けるの?)


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