苦労話や失敗談は美談?

すべてに感謝して
『ストレスを感じている人の話には、「ない」という言葉を語尾につけることが多く、逆に「ある」や「いる」といった言葉は少ないのです』
この様におっしゃるのは心理師の大美賀直子さんカウンセラーをしていて実感するそうです。
なるほどね~
私たちは日々、無意識のうちに「ない」と言葉にしています。
「できない」「わかってくれない」「時間がない」「お金がない」・・・
しかし、それは本当に「ない」のでしょうか?
実際には、言葉には出さないものの、心のどこかでそれを知っているのです。
「家族や友達もいる」「心配して支えてくれる人もいる」「食べるだけのお金もある」
「夢も希望もある」「趣味や特技もある」「生きている」・・・
「ない」よりも「ある」「いる」に焦点を当てれば、
多くのものを持ち、多くの恵みの中にいることに気づきます。
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孫たちを見ていると、とても面白いです。
4歳や5歳の子供たちは、できないことがあっても「できない」とは言わず、
「僕はできる」と言って挑戦する姿勢を見せます。
 
しかし、中学生や高校生になると、友達や他のものと比較して、
自分に欠けているものがあると、非常に落ち込んでしまうことがあります。
大人は長い人生の中で優劣や勝敗など、比較したり競ったり、苦労や失敗を経験しています。
そのため「ない」ことにこだわり、自分自身で自分の限界を決めています。
このようなマイナスの考え方に囚われてしまい、自分が常に苦しい状況にあると感じてしまいます。
これをエレファント症候群」というそうです。(https://satofamily.net/189)
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しかし、最近、不思議なことに気づきました。
歳を重ねるにつれて、時間が経つほどに、苦労話や失敗談も笑い話となり、
美談へと変わっていくものです。
失敗や苦労は、一生懸命に生きて努力してきた証拠です。
92歳で認知症の母は、昨日の出来事よりも過去の出来事をよく覚えています。
特に、楽しい時や幸せを感じていた時の記憶が鮮明です。
 
夫のことで苦しんだり泣いたりしたこと、
夫や兄弟たちが既に亡くなっていることも忘れてしまいました。
 
長い人生で苦労や涙、失敗の記憶を消去してくれる神様は、本当に偉大です。
ですから、「できない」「持っていない」「できなかった」「持てなかった」ということは、
人生においてそれほど重大な問題ではないかもしれません。
深刻に考えすぎず、心配せず、ストレスを溜めない、
「きょうも生きている!」それだけで感謝なんですね
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