「環境に左右されて生きるのか、 環境を自ら作り出して生きるのか」
考えさせられた出来事があった。
数年前、韓国の民俗村を観光した時である。
観光バスが民俗村の駐車場に着いたら
突然のにわか雨!
青空がところどころ見えているのに・・・
どしゃ降りの雨
みんな荷物の中から雨傘を出した。
ところが傘のない人が2人いた。
私は売店にいち早く駆け込んで傘を探した
「あった!!」
私は得意げに 「ここに傘ありますよ~」 と、
傘のない人に向って手招きした
ところがその方は
「傘はいりませんよ~、すぐに止みますから大丈夫!」 と言った。
入口で入場チケットを買っていたら本当に雨があがった。
みんな差していた傘をたたんで入場した。
必要のなくなった濡れた傘が最後まで邪魔になった。
帰りのバスの中で彼が話してくれた。
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「私たち人間には不思議なパワーが込められています。
天候さえも変えることできるんですよ、信じますか?」
「自分のいる環境さえも、思い通りに変えることができますよ。
信じて強く願ったことは必ず現実となります」
「病気は自信のない時や迷いがある時になるんですよ」
「自分を信じなさい! 信念を持って生きなさい!」
このように教えてくださった。
環境に振り回されるのではなく、環境を作り出す。
時間に追い回されるのではなく、時間を先回りして行く。
時間に追い回わされ、環境に振り回されていた私
民俗村で雨に遭遇しなかったら気がつかなかった。