「エレファント症候群」とは、知らないうちにかかってしまう慢性疾患でしょうか?
象を調教する場面を実際に見たことはありませんが、
インドやサーカスで象を調教するときに使う方法だそうです。
象がまだ子供の時に足に鎖を付けて太い丈夫な木に繋いでおくと 、
その子象は最初は必死に逃げようと暴れます。

しかし、動けないことを学習すると、やがて諦めるようになるそうです。
その結果、象は成長しても、細い小さな杭に繋がれているだけで、
決して逃げようとはしなくなります。
人間は失敗や困難な習慣など、過去の否定的な経験によって、
自らの限界を設定してしまうことがあります。
そして、その枠を超えようとしないこともあります。
「どうせ無理」「たぶんできない」「きっと駄目」「自分はこんなものだろう」と
自己制限をかけてしまいます。
無意識に自分で設定した基準や枠に囚われ、そこに留まることで安全で安心し、
楽な状態を選ぶのです。
しかし、時々「やってみたら意外とできた」「思った以上に簡単だった」というように、
自分でも知らない一面を発見することがあります。
そのため、恐れずに意識的に限界を超えてみること、
新たなチャレンジを恐れずにしてみることが大切ですね。
それは、子供たちにも言えることです。「この子は、このような子だ」などと
親がその子に身勝手な基準や枠を作ってしまったら、
その子の無限な可能性が停滞してしまうと言います。
また、どんな人にでも固定観念で見ないことも大事です。
エレファント症候群、それは可能性を閉じ、人生を停滞させてしまう罠です。
『自分で自分をこんな人間だと思ってしまえば、それだけの人間にしかなれないのです』
(ヘレン・ケラー)
『私たちの最大の弱点は諦めることにある。
成功するのに最も確実な方法は、常に もう一回だけ試してみることです』
(トーマス・エジソン)
