「ねえ、お祖母ちゃん、これ読んでみて。直すところある?」と…
小学6年生の孫がタブレットの中の、彼の書いた卒業文集の原稿を見せてくれました。周りにいた家族には内緒にしたいらしく、小さな声でお願いされました。
その原稿の書き出しはこうでした。
「僕はみんなに ”なぜいつもニコニコしているの”と言われる」
そこから、彼がいつもニコニコしている理由が綴られていました。
辛い時も悲しい時も笑顔でいることで、みんなを楽しくさせられる。
それが自分のいいところだと彼は書いていました。
そして最後には、「6年間ありがとう」と先生やクラスの友達、両親に向けた感謝の言葉で締めくくられていました。
孫の作文を読んで、いつの間にこんなに成長していたのだろうと驚きました。
その文章から、彼が日々の生活の中で精一杯生き、努力し、周囲の人々を気遣い、優しい心で生きているのかが伝わってきました。
自分の気持ちを言葉にするのは簡単ではない年齢で、これほど率直に思いを表現する姿に心が温かくなりました。

もう既に卒業の準備が始まったのですね。
ところで、卒業といえば、この時期に多く歌われる『いのちの歌』を思い出します。
この曲は、2008年のNHK朝の連続テレビ小説『だんだん』で挿入歌として登場し、2012年に竹内まりやさんがセルフカバーし多くの人々に知られるようになったそうです。
歌詞は、家族や友人、そしてもう会えない大切な人たちへの「出会えた喜びと命への感謝」をテーマにしており、人生の節目である卒業式や結婚式に、心に響く曲として選ばれることが多いのも納得です。
この歌を聴いていると、生きるとはどういうことなのかを考えさせられます。
たくさんの人との出会い、一緒に笑ったり泣いたりした思い出。
苦しい時や悲しい時、絶望の時もそのすべてが「感謝」であり、こうして「命」を授かり、生きている私たちは、みんな一人ひとりが尊い存在。
そして、何かしらの役割を持って生まれてきているのだと思います。
たとえ小さなことでも、日々の出来事に感謝し、大切に精一杯生きること、そして幸せに生きることそれが私たちに託された使命なのかもしれません。
自分の人生が幸せだったと、最期の瞬間に全てが感謝だっと感じられる生き方をしたいです。
孫の笑顔と優しい心、そして『いのちの歌』に触れ、生きることに感謝の意味を考えさせられました。
🎵天使の歌声!(歌詞付)『いのちの歌/竹内まりや』coverd by【丸山純奈(Sumina Maruyama)】@横浜マリンタワー 2024.09.15(Sun)↓↓
『いのちの歌』
作詞:Miyabi(竹内まりや) 作曲:村松崇継
生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに
胸をよぎる愛しい 人々のあたたかさ
この星の片隅で めぐり会えた奇跡は
どんな宝石よりも たいせつな宝物
泣きたい日もある 絶望に嘆く日も
そんな時そばにいて 寄り添うあなたの影
二人で歌えば 懐かしくよみがえる
ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり
本当にだいじなものは 隠れて見えない
ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある
いつかは誰でも この星にさよならを
する時が来るけれど 命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう
