83歳の命脅かす長期拘留――「ヒポクラテスの誓い」は死んだのか

宗教(家庭連合・仏教・キリスト教他)

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の指導者である韓鶴子総裁(83歳)は、
昨年9月22日より、韓国の李在明左派政権により、
捏造された状況証拠と思われる容疑で、”ソウル拘置所”に拘束されています。

韓総裁は緊急入院治療のための一時的保釈を終え、
再び拘置所へ戻ったと報じられました。

眼疾患による視力低下、4回の転倒による膝の手術後の不自由、そして不整脈による心臓手術――
その身体は深刻な健康問題で命の危険に瀕しています。

多くの人の祈りや叫びは届かず、
なおも、窓もない狭い独房に拘束は続いています。

この出来事は、単なる一人の宗教指導者の問題でなく、
「信仰を持つ者を、高齢者を、弱い者をどのように扱う社会なのか」を映しています。


共産主義時代の政治犯が語る「医療の記憶」

最近、この状況に深く衝撃を受けて、
”世界日報”にご自身の体験を証言した人がいます。

1970年代に旧チェコスロバキアの共産主義政権下で、
政治犯として拘束された経験を持つ、ユライ・ライダ氏です。

Juraj Lajda(ユライ・ライダ)氏>

彼は、文鮮明師に従ったことを理由に、「共和国転覆罪」で実刑判決を受けました。
約10カ月間、裁判前拘留を経験しました。
ブラチスラバの拘置所で、6平方メートルほどの狭い独房で尋問に耐えたのです。
過酷な生活を送り、持病のアトピー性皮膚炎が悪化します。

医師は、彼を専門治療のため別の施設へ移送させました。
40日間にわたる治療を受けることができたといいます。

そこでは、

  • 医師は「政治犯」ではなく「患者」として扱った
  • 医療は政治に従属せず、人命を優先した。
  • 治療期間の判断は医師に委ねられた

という経験を語っています。

これは1974年、共産主義下のチェコスロバキアでの出来事です。

それでは、現在の李在明政権はどうなのでしょうか。
83歳の高齢者の命を危険にさらす身体拘束は、
ゆっくり進行する殺人に等しい行為です。


「ヒポクラテスの誓い」は死んでしまったのか

医療の基本倫理には「ヒポクラテスの誓い」という考え方があります。
医師は政治や立場に関わらず、まず命を救うことを優先するという原則です。

信仰者であれ、被告人であっても、
政治的に批判の対象であっても、
命の価値は変わりません。

ユライ・ライダ氏の証言は、
「韓氏の処遇がこの原則に沿っているのか」と提示しています。
司法判断が医療判断を上回るとき、それは本当の正義でしょうか


宗教の自由は民主主義の土台

信教の自由は、民主国家の根幹です。

それは、嫌われ誤解される宗教、批判される宗教であっても
守られる自由を意味します。

たとえどのような宗教団体であれ、
その指導者の人権は軽く扱われてもよいのでしょうか。

歴史を振り返れば、宗教への迫害は、
いつも「正義」や「社会秩序」の名のもとに始まりました。

ところがその結果、社会は分断され、自由は静かに削られていきました。


韓国政権に問われるもの

聖書や仏典には、試練は信仰を純化し強くすると記されています。

しかし、83歳の命が危険にさらされることは、看過できない問題です。

社会や国が弱い者をどう扱うかで、
その社会や国の品格や成熟度を示します

国家の強さとは、権力でなく、命と信仰を尊重することです

今、私たちは、韓国の李在明政権がこれ以上、愚を犯さないよう、
理性と愛をもって祈る時です。


参考記事:世界日報

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