戦後日本で起きた最大の犯罪~拉致監禁と強制棄教の実態~

拉致監禁

彼の身体が暗闇の宙を飛びました。
マンション4階の窓から飛び降りたのです。

自殺?

いいえ・・・

監禁されていた部屋から脱出したのです。

地面に叩きつけられた強い衝撃で彼は気を失いました。
落ちた場所は桑畑・・・
桑の切り株が彼の身体に突き刺さりました。
4.5時間経ったでしょうか・・・

全身の激しい痛みで彼は気を取り戻しました。
朝が白々と明けて、桑畑の向こうに走る車が見えました。

「早く逃げなければ・・・見つかったら、またあの部屋に戻されて、何をされるかわからない」

ところが、立ち上がることができません。
下半身が動かないのです。

彼は痛みをこらえ歩腹前進で桑畑を渡り道路にやっと出ました。
彼の身体は血だらけです。

一台のタクシーが止まり運転手さんが声をかけました。

「どうしたの!? 怪我してるじゃないの!!早く病院に行かないと!乗せて行ってあげるよ!」

「いいえ、病院はダメです・・・。教会に連れて行って下さい・・・」

もし病院で見つかったら連れ戻される可能性があるからです。

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これは、私の友人の40年前の信じられない恐ろしい事実です。

拉致監禁! 強制棄教!

彼は、先祖代々がキリスト教の牧師の家系に生まれ育ちました。
“家庭連合(旧統一教会)”の信仰を持った彼は、彼の親族から脱会を強要されてきました。

しかし彼が応じなかったため彼が実家に帰省したその場で拉致されました。

手足を縛られ目隠しされて車で連れて行かれ、
マンションの一室に監禁されたのです。

監視人付きの部屋のドアには、二重三重に鍵がかかっていました。
目張りされた窓からは外が見えなかったそうです。

彼は、ここが何処でそこが4階であることも知りませんでした。

時々、牧師と称する偽牧師・脱会屋がやってきて脱会を強要しました。
「強制脱会・強制
棄教です。

反発するといろんな制裁と暴力で脅されました。
監禁され一か月ほどした頃
 彼は偽装脱会で脱走を計画しました。
「脱会します」と彼は嘘を言いました。

すると制裁や監視がだんだんゆるくなり
目張りが少しずつはずされていきました。

脱走を決めたその日の真夜中トイレに行こうとしたら
なぜか監視人がトイレに一緒に付いて来ませんでした。

「今だ!!」
彼は4階の窓から飛び降りました!

彼は背骨を骨折し重症を負い、医者は下半身不随になると言いました。

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現在、彼は”家庭連合”の牧師をしています。
監禁されたあの時なぜ ” 強制棄教 “ に屈しなかったのか ・・・。

彼の話ではトイレの中が 唯一の祈祷室であり、神か先祖なのか見えない何者かが 彼をずっと励まし続け、脱出の方法と実行日を彼に教えたそうです。

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マスコミも報道しない、警察も問題視しない、40年以上隠し続けられてきた人権侵害は
組織的継続的に行われてきました。この拉致監禁・強制棄教の恐ろしい事件には首謀者といえる人物たちがいたのです。

44年間に4,300名
この数字は家庭連合の信仰を持ったため、拉致拉致監禁の犯罪にあった人数です。

監禁中に、自殺やレイプ・・・PTSDなどの精神病になってしまった人
6階から脱出落下し記憶喪失になった青年・・・

12年5カ月間監禁された後藤 徹さんは、台所の残飯で飢えを凌ぎ栄養失調となり、
元の体重からマイナス15キロで、ドアから放り出され解放されました。

彼は12年5か月ぶりに自由な身空を見たのです。

<監禁解放後病院での後藤徹氏:写真はお借りしました>

40年以上年前から、こんな恐ろしい「信教の自由迫害・人権侵害」が平気で行われていました。しかも、テレビも新聞も全く報じなかったのです。

10年前、この拉致監禁問題が日本ではなく、アメリカや韓国で取り上げられることで
日本の警察が「親子間の問題・トラブル」だと、拉致監禁を無視してきた事実が明らかになりました。

牧師と称する脱会屋(職業的改宗活動家)が「脱会させてあげる」と、
家族の不安をあおり、高額報酬を稼ぐ「脱会ビジネス」を長い間続けていました。
後藤徹さんが最高裁で2015年9月に勝訴することで拉致被害者は次々に解放され、
2015年以降、脱会ビジネスや拉致監禁事件はほとんどなくなりました。

 拉致監禁・強制脱会・強制改宗に関わった首謀者たちがいました。
“脱会屋”宮村峻氏と日本同盟基督教団の松永堡智牧師たちは、旧統一教会を目の敵にし、多くの脱会説得をしました。

また、脱会屋が元信者に教団を訴えるよう仕向けて起こさせた損害賠償請求裁判を、全国弁連(全国霊感商法対策弁護士連絡会)の弁護士山口広氏、紀藤正樹氏は積極的に請け負って報酬を得てきました。元共産党(元立憲民主党)の有田芳生氏も関わっていました。

2015年拉致監禁に勝訴した後藤徹さんに対して全国弁連の紀藤正樹氏は「情報ライブミヤネ屋」に次ぎの様に言いました。
「家族や親族が12年5カ月説得を続けたが、最終的に(教会に)戻った」

ジャーナリストと称する鈴木エイト氏は、「後藤氏は、ひきこもり」と言いました。

最高裁が事実認定した、長期間の拉致監禁による強制棄教を「説得」と称し、
「ひきこもり」と詭弁(きべん)を弄(ろう)する人物たちの人権感覚には驚きです。
これこそ人権侵害です。

また、このような4300名が受けた恐ろしい人権侵害を全く報道しなかったマスコミの姿は
まるで、ジャニーズ性加害問題を報道しなかったことと同じです。

 マスコミは一方的な意見ばかりを聞き、公平性に欠けたことが問題です。

さらに、マスメディアが旧統一教会を、「反社会団体」という悪のレッテルを貼り
右に倣えの偏向報道をしたのです。

さらに、警察が「親子間の問題・トラブル」だと、拉致監禁を無視してきたためです。

自己保身と自己の権益ばかりを守ろうとしたマスコミと実態を調査もせず”親子間のトラブル”として無視してきた警察にも多大なる責任があるのではないでしょうか。

<拉致監禁に耐え抜いた医師小出浩久氏の証言:『”人さらい”からの脱出』>

<宮村峻氏(脱会屋

<山口広弁護士(全国弁連)>

<紀藤正樹弁護士(全国弁連)>

<有田芳生氏>

<鈴木エイト氏>

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