人生には、いつも二つの選択肢があります。
「1%でも駄目だと思ったらやらない」という生き方と、
「1%でもできると思ったらやってみる」という生き方。
一見、どちらも正しい判断のように思えます。
けれど、その先に待つ人生の豊かさは、まるで違うのです。
先日、私はそれを実感する体験をしました。
🌈「1%の希望を信じて」
新宿駅を一周する「平和行進(ラリー)」を130名ほどで行う計画がありました。
昨年6月から開始し、今回が27回目のラリーになります。
しかし、前日の天気予報は「降水確率100%」。
誰もが「これは無理だ」と思うほどの本降りの予想でした。
中止にしようという声が上がりました。
けれど、その中で誰かが言いました。
「雨でもやろう! 私たちは“平和”を願って決めたんだから。」
その一言に背中を押され、130名分のビニールカッパを用意して決行を決断。
当日の朝、予報どおりの雨。
それでも私たちは出発の準備を整え、祈るような気持ちで空を見上げていました。
すると、ラリー出発予定の午後3時前——。
あれほど降っていた雨が、ふと止んだのです。
雲の切れ間から青空がのぞき、やがて太陽の光もビル街を照らし始めました。
新宿上空だけ青空です!
まるで天もこの行進を祝福してくれているかのようです。

万国旗を振りながら130人の笑顔が新宿の街を包みました。
日曜日の午後、足止めされた大勢の人たちの中にはカメラを向ける人、
外国人観光客が手を振って答えてくれます。
「やってよかった」「信じてよかった」——
その感動が、雨上がり高層ビルの大空に溶けていくようでした
そして、不思議なことに、行進を終えて片付けを終えた午後5時。
再び雨が静かに降り始めたのです。
あの日、私は確信しました。
“1%でもできる”と信じて踏み出すとき、
見えない力が必ず味方してくれる。
迷ったときこそ、心の中の小さな希望に耳を澄ませたい。
その1%の勇気が、奇跡のような瞬間を生み出すのです。
🌸今日の一言メッセージ
「信じる心は、天をも動かす。」
たとえ1%でも希望を信じて進むとき、見えない力が必ず道を開いてくれます。




