「どうしてそんな疲れた顔してるの?」
ふと、そんな言葉をかけたくなる人がいます。
もしかすると、それは鏡の中の自分かもしれません。
家族のこと、職場のこと、友人のこと…。
「全部、自分の責任だ」って思い込んで、
何もかも抱え込んでしまっていませんか?
でもね、いいんです。
時には「見ざる・聞かざる・言わざる」になっても。
少し荷物を降ろして、深呼吸してごらん。
全部を完璧にやろうとしなくても大丈夫。
悪いことには、見て見ぬふり。
聞きたくない言葉には、聞かないふりをしてもいい。
逃げたいなら逃げなさい
だって、すべてを真正面から受け止めていたら、
自分が先に壊れてしまうから。
大切なのは、相手の良いところを見ること。
心が軽くなる言葉を聞き取ること。
そして、もうかっこつけるのはやめよう
自分の弱さや足りなさを認めよう。
そして、人に完璧を求めちゃだめだよ。
だって、自分も完璧ではないから・・・。
鏡の中の自分にそっと伝えました。

デール・カーネギーはこんな言葉を残しています。
「気のふさいだ馬を見たことがあるか?
しょげかえった小鳥を見たことがあるか?
馬や小鳥が不幸にならないのは、
仲間に『いいかっこう』を見せようとしないからだ。」
自然の生き物たちは、ただ「あるがまま」に生きています。
背伸びせず、無理せず、仲間に飾った姿を見せようとしない。
だからこそ、軽やかに生きられるのかもしれません。
中村天風もまた、こう語りました。
「持たなくてもいい重い荷物を、
誰に頼まれもしないのに
一生懸命ぶらさげていないか。」
気づかぬうちに、必要以上の荷物を抱えてしまっているのは、
私たち人間だけなのかもしれませんね。
今日一日だけでも、ちょっと力を抜いてみましょう。
人に見せる「いいかっこう」は脇に置いて。
頑張りすぎている心に、そっと休息を。
荷物を降ろして、
自然体の自分で生きよう。

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