2025年は「乙(きのと)」「巳(み)」の年。
一般的には十二支の「巳(み)」、より正確には今年の干支は「乙巳(きのとみ)」とされます。
巳(み・へび)は、神様の使いとして大切にされてきた動物で、
長期間の飢餓にも耐える生命力を持ち、脱皮を繰り返すことから
「死と再生」や「不老不死」の象徴とされています。
そのため乙巳(きのとみ)の年は、まさにその蛇のように、
自分を変えながら大きく成長していけるチャンスの年。
「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく」と考えられます。
「乙巳」の「乙」は、木の陰のエネルギーを表し、
しなやかに伸びる草木を象徴し、柔軟性や協調性を保ちながら自身の目標に向かい、
困難に直面しても柔軟に対処しながら進んでいく力を示しています。
ヘビにまつわる世界の神話
①聖書の中の蛇
悪、知恵、神の力、救済といった相反する象徴
・アダムとエバをたぶらかした蛇:旧約聖書では『ヘビ』を、サタン ( 悪魔)の象徴。
・モーセと青銅の蛇〈民数記 第21章〉:青銅の蛇を仰ぎ見ることで救われる。
・アロンの杖が蛇に変身
〈アロンの杖が蛇に変身〉
②ギリシャ神話「アスクレーピオスの杖」(蛇杖)
ギリシャ神話に登場するアスクレピオスは、医学の神で、天の星・蛇遣い座の守護神。
優れた医術の技で死者を蘇らせ、後に神の座についたとされています。
<アスクレピオスの杖>
アスクレピオスが持つ蛇杖は多くの医療関係機関のロゴマークに用いられています。
日本医師会、世界保健機関(WHO)、世界医師会、アメリカ医師会(AMA)、救命救急隊など
救命救急のシンボルマーク
③インド神話の水を司る蛇神:ナーガ
インド神話に登場するナーガは、半人半蛇の姿を持つ神聖な存在。
ナーガは水と豊穣を司り、時には人間に知恵を授ける役割も担う。
<水を司る蛇神:ナーガ>
④日本神話に登場する八頭八尾を持つ伝説の大蛇:ヤマタノオロチ
須佐之男命(すさのおのみこと)のよって打ち倒され、尾から出た大剣は三種の神器の一つになる。
日本全国にヘビを祭った神社
山口県岩国市の白蛇神社、 東京都品川区にある蛇窪神社、宮崎県高原町の霞神社、群馬県太田市の八坂神社などには本物の白蛇がいるそうです。
白蛇は、金運・開運、商売繁盛、交通安全、五穀豊穣、健康長寿、立身出世、縁結び、子宝。
2025年、皆さんにとって良い年となりますように!
ビックリ動画で新年のご挨拶いたします。
YouTubeを参考に描いてみました。