「しっ~~」
2歳半の孫が小さな唇に人差し指を押し当てて
振り向いて何度も私たちを見た。
どうやら私たちに向けた孫のポーズは
「静かにしてください!」
私と娘は顔見合せた。
静かに遊んでいる子供達の傍らで、
私達は先ほどからおしゃべりに夢中だった。
私達は先ほどからおしゃべりに夢中だった。
こんな小さな天使も、
私たちの会話を異様に感じていた。子供たちの傍らで
私たちはいつも・・・
聞かれている・・・
見られている・・・
あらゆる可能性を秘めた小宇宙、
天から下った天使たち。
純粋なものを汚さないように・・・
大きな可能性を押しつぶさないように・・・
いつも謙虚で誠実な大人でいたい。
*この2歳半の孫は、すでに5歳になりました。