「“言葉の力”は子供を変えることができます。
そして“言葉の力”を最大限に引き出すには
教師の人格が高まっていることが必要です」
そして“言葉の力”を最大限に引き出すには
教師の人格が高まっていることが必要です」
これは小学校の先生をしていらっしゃる
山中伸之教諭のことばです。
山中先生の著書
『できる教師の子供を変える素敵な言葉』(学陽書房)より
子供を変える“10の場面”を抜粋しました。
「子供を変える“10の場面”」は
子育ての中で
子育ての中で
言葉かけのいいヒントになります。
親子の関係においても応用できそうです。
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①自己発見 (自分の良さに気付かせる)
「〇〇さんは小さい子にとっても優しいんだね。
自分でもそのことに気づいてた?
あなたのとってもいいところの一つだよ」
②安心・承認 (子供にOKを出す)
「友達に注意したことを悩んでいるって日記に書いてあったけど
大丈夫、君は間違っていないよ。必ず分かってもらえるから」
③ユーモア (一息つかせる)
「そんなに何時間も家で勉強していると 先生よりも頭が良くなって
先生の代わりに教えなくちゃならなくなるぞ」
④叱咤 (怠情心を打ち砕く)
「お前は自分の弱さに負けてしまったんだ。
しかし、今ここで頑張らなかったら
ずっと、負けたままだ。それでいいのか?」
⑤奨励 (迷っているときに背中を押す)
「やれるかどうか迷っているんだろう?大丈夫、
困った時には先生が助けてあげるからやってみよう」
⑥感動 (子供を奮い立たせる)
「ウィルマ・ルドルフという陸上選手は、小児麻痺から立ち直って
金メダルを3つも取ったんだ。誰にでも可能性はあるんだよ」
「池江璃花子選手は、白血病を乗り越え、
東京オリンピックに出場することができたんだよ」
⑦心配り (子供を思いやる)
「大丈夫?怪我はないかい?
割れた花瓶を片付けるのは後でいいから
怪我をしていないかどうかよく見てごらん」
⑧共感 (悲しみや寂しさを受け止める)
「友達に約束をすっぽかされて、君は寂しかったんだね
とても楽しみにしていたから余っけいだよね。分かるよ」
⑨勇気 (一歩踏み出させる)
「大丈夫、君ならきっとできる。先生は信じているよ。
もしできなくてもそれは失敗じゃない。それは学んだということだ」
⑩受容 (子供の存在そのものを受け入れる)
「君が学校に来てくれるだけで、先生はとても嬉しいよ。ありがとう。
明日も元気に学校に来てね。待ってるよ」
参考:日本の家庭を守る教育情報誌『En.ichi 圓一』
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「教師(親)の人格が高まっていることが必要…」と、
おっしゃる先生の言葉に納得しながらも、
実際、子供と向き合ったとき、
この“10の場面”を思い出せる、
心の余裕と訓練が親の側に必要ですね。
子育ては親育てなんですね。