2021年流行語大賞・年間大賞は、
大谷翔平さんの大活躍を表した
『リアル二刀流/ショータイム』。
その選考理由とは?
大谷選手は先発投手と指名打者を兼ねる「二刀流」
大谷選手がバッターボックスに立つと解説者が叫ぶ。
「イッツショー(翔)タイム!」
本塁打46本、投手としては9勝と投打ともにトップクラスの成績を残した。
この活躍が認められ、アメリカン・リーグの年間MVPも受賞している。
大谷選手の活躍は、コロナ禍で暗く落ち込んだアメリカだけでなく、
日本にも、明るい話題を提供した。
2回の手術でも「二刀流」を決して諦めなかった。
ここまで投打両面で衝撃のパフォーマンスを披露し、
全米にセンセーションを巻き起こした
彼の成功のカギとはいったい何なのか・・・。
「自分ならできる」これが快進撃のヒミツ。
それは「自己肯定感」の高さだと、
臨床スポーツ心理学者の児玉光雄さんは分析する。
「自分ならできる」というポジティブマインドは、
プロスポーツ選手だけに重要なわけではない。
多くの人は自分の能力を過小評価して、
「これは私にはできない」と最初から諦めてしまいがち。
しかし、自己肯定感を高く持ち、
「大丈夫、私ならこの壁を乗り越えられる!」
と考えるとやる気が出て、自分本来の力を発揮できるようになる。
また、自分だけでなく、
子どもや夫にもポジティブマインドを持たせることができれば、
大きな目標を実現できるかもしれない。
では、どうすれば自己肯定感を高めることができるのか?
【1】目標達成表を作ってゲーム感覚で楽しむ。
目標を明確にし、その実現のために練習を積んできた大谷選手。
どんなにつらい練習にも楽しさを見いだして高い目標を達成できた秘訣は、
高校時代に作成していた「目標達成表」だといいます。
「目標達成は、中央のマスに目標を記入し、
その周囲に目標を達成するために必要な要素を書き出したものです。
このシートを作成することで、やるべきことが明確になるだけでなく、
つらい練習にも価値を見いだしながら積極的に取り組む自主性が養われたのです」
また、小さな目標を日々達成していくことで、
「自分はできる」「だから頑張ろう」という自己肯定感とやる気が生まれる。
【2】ポジティブ思考で「いやなこと」を書き換える。
大谷翔平選手の場合:ケガで投手として出場できない・・・。
⇒打者としていい状態でプレーできるようにしよう!
【3】「数値化マジック」でモチベーションアップ。
目標を具体的な数字で⇒いつまで、いくら、何歳まで・・・
二刀流を支えたコンディション維持の秘訣は「睡眠」。
とにかくよく眠るそうです。
↓の目標達成表の「運」中に、
「ゴミ拾い」「審判さんへの態度」「プラス思考」と書いていますね。
高校生の時から実践していたのですね。
参考抜粋
。yahoo!ニュース
。スポーツニッポン
。児玉光雄著:『大谷翔平・羽生結弦の育て方 子どもの自己肯定感を高める41のヒント』(幻冬舎)
。スポーツニッポン
。児玉光雄著:『大谷翔平・羽生結弦の育て方 子どもの自己肯定感を高める41のヒント』(幻冬舎)