私の心と言葉が私の人生を作ります。
重要なことは心の持ち方です。
「思いが言葉になり、言葉が行動になり、
行動が結果となって現れてくる」
と言いますが、言葉の根源である「心」が
最も重要になってくるのです。
「ありがとう」と言おうとしても、
心の中で本当にそのように思っていなかったら、
なかなか言えないものです。
もし、言えたとしても、心にもない嘘になり、
その様な言葉はパワーを持つことができず、
相手の心に響かず、伝わりにくくなります。
大切なことは、「快」の思いが「快」の結果を結ぶためには、
心と言葉をひとつにしなければなりません。
心と言葉がひとつになったとき、
具体的な結果となって現れるのです。
「思って、言葉にして、行動する」
この三つがひとつになった時、 宇宙のエネルギーが注がれ、
しゃべった言葉が言葉のごとく回り始め、
現実となって結果を結ぶのです。
思考は言葉を通して実現するのです。
バブル崩壊の原因は何かということについて、
ある方の話しを聞いて、
なるほどと思ったことがありました。
なるほどと思ったことがありました。
それは、大手の会社経営者たちが
「景気が悪くなった」
と口をそろえて言うことにより、
それを聞いた多くの人達が
「そうだ、景気が悪くなったせいだ」と思い込むことで、
実際にその様な現象を招いたと言っていました。
たくさんの人達が、同時に同じイメージと言葉を持ったなら、
それは大きなパワーを持って働き始めるのです。
良いイメージと良い言葉は、
個人や家庭さらに国や世界をも
変えることができるのです。
人間の心や言葉は力を持っています。
自分の口から発する言葉や思いが自分の人生を作ります。
「自分が蒔いたものをまた刈り取ることになる」
(ガラテヤの手紙六/七)
自分の思いや行動、そして自分が言った言葉は、
いずれ必ず自分に戻ってきます。
今ある環境は、過去の自分が蒔いた思いや行動の結果なのです。
著書『心を甦(い)かして』より抜粋